学ぶことは
人間の専売特許ではない。
サルでもネズミでも
繰り返すことで
学び応用することができる。
ー 学びの原点 ー
美味しいものは
どれで
食べられないものは
どれなのか。
危険なものと
安全なものの
区別など
様々なことを学ぶ。
そこで得た
知恵を活かして
多くの動物は生活をしている。
ー 知恵の活かし方 ー
学んで得た知恵を
活かす能力は
圧倒的に
人間が長けている。
力に任せて
暴力で支配していた頃
無用な諍いや
揉め事を解決するために
掟を作った。
掟は
長い時間を経て
現代の法律となる。
ー 不完全なもの ー
基本的な
許されることと
守るべきことを
定めているのが法律だ。
ところが
あまりにも
厳格にすると
利害が複雑で
影響が大きいので
ある程度
曖昧な部分も残すことになる。
ここに
目をつける輩がいる。
ー 発覚と抜け穴 ー
中でも
政治とカネは
古来から
切り離さねば
平等で健全な政治はできない
と繰り返し議論されて来た。
しかし
ここに来て
また金にまつわる
政治スキャンダルが
発覚した。
自民党の派閥が課した
パーティー券販売の
ノルマ超過分を
議員側に
還流させていたというもの。
問題は
党側も議員側も
金の流れを
法律通り報告せず
秘密裏に
扱っていたことだ。
なぜ秘密裏に扱ったのか。
誰にも知られずに
使える金が
欲しかったのではないか。
普通はそう考える。
ー 妖怪の影 ー
この手法を
考え出したのは
田中角栄だと
渡辺ミッチーが
テレビで証言。
営業ノルマを超えて
頑張った営業マンに
ボーナスを出すようなものだから
いかにも叩き上げの
田中角栄なら考えそうだと思うが
純粋に「裏金づくり」の
テクニックだろう。
田中角栄が
主役だった時代は20世紀だ。
この便利な
裏テクニックが
いかに長い間
「愛用」されて来たかがわかる。
ー 故意かうっかりか ー
聞く範囲では
優秀な議員であればあるほど
様々な事柄に
神経質と思うほど
気配りできるという。
そんな議員が
政治資金規正法に背く
こうした金の取り扱いに
神経を注がなかった
とは思えない。
長年に渡る慣習のようなものだ
などという
軽い言葉では済まされない
明らかに
故意に
隠そうとする
意図に満ちたものだ。
ー 目隠し ー
では
一体誰に隠そうとしたのか。
国葬男の
桜のパーティーも
加計学園も
庶民なら許されるのか?
と国民は思っている。
ー 憂い ー
決め事が守れない者が
村八分にされるのは
いつの世も当たり前だ。
掟破りを
見て見ぬふりするのなら
それで良しと
認めたことになる。
しかし
触らぬ神に祟りなし
我関せず的傾向は
ますます強まる一方。
怒らぬ日本人に
学んだことを
活かすチカラは
あるのだろうか?
カメラ:SONY α7RⅤ
レンズ:FE 24-105mm F4 G OSS