マイ・ウェイ
シナトラは歌う。
・1・
And now, the end is near
And so I face the final curtain
My friend, I’ll say it clear
I’ll state my case, of which I’m certain
さあ
いよいよ
俺の
人生も
終わりが
近づいて
終焉は
目の前だ
友よ
俺の
人生について
確信を持って
こう言いたい
・2・
I’ve lived a life that’s full
I’ve traveled each and every highway
And more, much more than this
I did it my way
俺は
精一杯生きて来た
あらゆる道を
旅して来たが
そのすべてが
俺が生きた
道なんだ
・3・
Regrets, I’ve had a few
But then again, too few to mention
I did what I had to do
And saw it through without exemption
後悔するようなことも
たまにはあった
でも
改めて
言うほどのこともない
ちっぽけなことだ
オレは
やるべきことは
すべてやってきた
そして
例外なく
やり遂げた
・4・
I planned each charted course
Each careful step along the byway
And more, much more than this
I did it my way
オレは
人生を
事細かく
計画して
生きて来た
どんな道を歩く時も
一歩一歩
用心深く
歩いて来た
それも
俺の道なんだ
・5・
Yes, there were times,
I’m sure you knew
When I bit off more than I could chew
But through it all, when there was doubt
I ate it up and spit it out
I faced it all and I stood tall
And did it my way
手に
負えないようなことにも
挑戦したが
すべて
やり遂げた
おかしいと
思うことも
あったけれど
すべて
飲み込んでから
吐き出した
でも
俺は
いつも
自信を持っていた
だから
何事にも
堂々と
向き合って来た
それが
俺の道なんだ
・6・
I’ve loved, I’ve laughed and cried
I’ve had my fill; my share of losing
And now, as tears subside
I find it all so amusing
俺は
人を愛し
声を立てて笑い
泣きもした
そして
満たされ
そして
たくさんのものを
失った
俺には
抱えきれないほどの
思い出がある
なくしたものも
その一部
今はもう
涙はおさまって
その
すべてが
俺を楽しませてくれた
ことだったと
思えるようになった
・7・
To think I did all that
And may I say – not in a shy way
“Oh no, oh no not me
I did it my way”
俺の
人生を
振り返ると
きっと
真剣に
こう言うと思う
「違う、違う
そんなものは
俺らしくない
俺は
俺の生きるべき
道を生きて来た」と
・8・
For what is a man, what has he got?
If not himself, then he has naught
To say the things he truly feels
And not the words of one who kneels
The record shows I took the blows –
And did it my way!
人は
何のために
生きるんだろう?
人は
その結果
何を得るんだろう?
もしそれが
自分らしくないものなら
なんの意味もない
本当にそう思う
跪きひれ伏すような
弱いやつの
言葉じゃないんだ
俺は
どんなに打ちのめされても
自分の道を歩いて来た
それが
俺の道だから
・9・
Yes, it was my way
そう
それこそが
俺の
生きた道なんだ
いかがでしたか?
原曲は
フランスの
シャンソン。
カナダ出身の
シンガーソングライター
ポール・アンカが
英語の詞を付け
シナトラに
提供したのだとか。
達観し
死の間際の老人が
人生を振り返り
自分の人生は
成功だったという
この歌詞は
トランプが口付さむのでは?
なんて思ったりして
いかにもアメリカ人好み。
大ヒットの背景も
頷けます。
しかし
この時
ポール・アンカは
20代だった
というのですから
驚きです。
今回の訳は
ネット上の
様々な文献を元に
ボクが
意訳したものなので
原文に忠実なものなのかは
甚だ怪しいのですが
布施明の
「マイ・ウェイ」の
歌詞のイメージとは
かなり違う
内容だと知って
衝撃を受けました。
自分の人生を
振り返ると
胸を張って
こんなに力強く
語れることは
ほとんどありません。
思い返すと
様々な場面で
たくさんの
分かれ道がありました。
その
ほとんどが
今になっても
なお
後悔している
場面ばかり。
人生は一度きり。
今更
悔いて
嘆いても
仕方ありませんね。
残された時間を
どう
生きるべきか
そう考える方が
少しはマシだと
思いました。
カメラ:SONY α7RⅤ
レンズ:FE 70-200mm F2.8 GM OSS Ⅱ
追伸
最後に
エルビス・プレスリーの
「マイ・ウェイ」をお聞き下さい。
いかがでしたか?
彼が歌う
「マイ・ウェイ」は
まさに
彼の人生
そのものかもしれません。
しかし
年老いて
醜く太り
汗まみれの彼を見ていると
過去の栄光が大きかった分
なんとも哀れに思えます。
人生は
残酷なものですね。
今回は
いつになく
長くなりました。
最後まで
お読みいただき
ありがとうございました。
最後の2枚、何という浮遊感だろう。良いなあ〜。
コメントいつもありがとう。
最後の二枚がお気に入りとのこと(^^
飛行機が頭上を通り過ぎていくたびになぜあんなに大きなものが空を飛べるのかといつも思います。
あの不思議さが、まだ見ぬ世界に繋がっているのではと思う気持ちとがリンクする時「あ〜旅に出たい」そう思うのかもね。