イトウ遡上!命をつなぐために-2

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・残雪を下る

午後近くなってJiroさんが川岸に降りた。
5月とは言え川岸の森は深い雪に埋もれ長靴なしには歩けない。
それでも溶けては凍るの繰り返しで表面は割と硬いので埋まることはめったにない。

・光る川面

橋の上からだと見つけやすかったが川岸では川面の反射でひどく見えづらい。

Jiroさんが「来た!」と言って川に水中撮影用のビデオカメラを挿し込んだ。

・大迫力

オスはオレンジ色の大きく太い体を蛇のようにくねらせて倒れた木の下を無理やりくぐり抜けようとする。

しかし狭い上に川底が段差になっていて流れがきつい。

何度も押し戻されるがそれでも前進をやめない。

ガンバレ!
あともう少し!

ついにくぐり抜けた!

力を振り絞ってさらに上流を目指す。

・自然の神秘

なんとしても、この難関を突破しなければ生命をつなげないという悲壮感を強烈に感じた。

こうした行動は彼らのDNAに刻まれた本能なのだろうが野生の動物にとっては子孫を残すということがどんなに大変なことなのか改めて思い知った。

自然の営みというものは本当に凄いものだ。

この感動の様子を子供たちにぜひ見せてあげたいものだと思った。

・それに比べて

しかしイトウに比べて人間の子作りの安易さはいかがなものか?
一生懸命なのは口説き、口説き落とされるまで。
あとは快楽が支配するだけなのだから本能もへったくれもない。
まぁ、それも本能か。。

・メスと

難関を突破して少し広いところに出た。

その時、Jiroさんが「横にメスがいる!」と言ったが、ボクはファインダーに真紅のイトウを捕らえ続けるだけで精一杯でよくわからなかった。

しかしこの動画を再チェックしてみると本当にメスが写っているじゃないか!
いやぁ〜感激した!

ぜひご覧ください。

・静寂の時

難関をくぐり抜けた彼は最上流部にある淀みにしばらくいた。
Jiroさんによるとこうした水の澄んだ淀みに産卵するらしい。
ややしばらく何も起こらず静かな時が過ぎていく。

・産卵

突然水が濁った。

産卵???
きっとそうだろうと思ったがボクもJiroさんも残念ながら見ることは出来なかった。

水の濁りが消えても彼はしばらくそこにいた。
疲れたのかゆったり身体をくねらせている。

残念ながら産卵シーンは見られませんでしたが実はこの後、大事件が起こるのです!
これは滅多に見られない貴重なものだと思います。
ぜひご覧ください!

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