・圧縮効果
超望遠の世界は面白い。
「圧縮効果」というカメラ用語をご存知だろうか?
旭川の町並みが飛行機のすぐ後ろにあるように見えると思う。
これが「圧縮効果」という望遠レンズだけが持つ特徴だ。
カメラ:Nikon D5500
レンズ:SIGMA150-600
焦点距離:660mm
ISO感度:3200
シャッタースピード:1/100秒
・化け物
一枚目の焦点距離は660mm、2枚目の焦点距離は540mm。
これは機体をファインダーいっぱいに収めるための焦点距離なので900mmで写すとコクピットをクローズアップできるほどの威力を持っている。
まさに化け物レンズだ。
カメラ:Nikon D5500
レンズ:SIGMA150-600
焦点距離:540mm
ISO感度:3200
シャッタースピード:1/160秒
・奇跡的
この離陸する飛行機を写したものも今まではこの大きさでは撮れなかった。
もちろんトリミングはしていない。
たとえ写っていたとしてもこの距離だと小さくて使い物にならなかったのだ。
しかしこの写真は540mmで撮っている。
なぜ900mmで撮らなかったのか?
その理由は900mmという超超望遠レンズの画角(視野)は極端に狭いからだ。
その狭い視野の中で高速で離陸する飛行機を捉えることは困難なのだ。
そのため少しでも画角(写る範囲)を広げるために540mmを選択したというわけ。
カメラ:Nikon D5500
レンズ:SIGMA150-600
焦点距離:540mm
ISO感度:3200
シャッタースピード:1/30秒
・上げられない連写スピード
かなり暗くなっていたのでISO感度(暗いところで写せる能力)をNikonD-5500の暗所で発生するノイズが許容できる能力いっぱいと思われる3200まであげたもののシャッタースピードが1/30秒までしか上げられなかった。
結果的に連射できるスピードが落ちるので、この画角でも3枚しか撮れなかった。
しかも、1/30秒というシャッタースピードはかなり遅いので飛行機の早さを止められない。
3枚のうち奇跡的に上の1枚だけが、かろうじてブレが最小限で写っていたのだ。
カメラ:Nikon D5500
レンズ:SIGMA150-600
焦点距離:900mm
ISO感度:3200
シャッタースピード:1/40秒
・レンズ内手ブレ補正
CANONやNikonはつい最近までボディーに手ブレ補正がなかったのでレンズに手ブレ補正を搭載していた。
だからSIGMAやタムロンといったサードパーティーのレンズ専業メーカーは売れ筋のCANONやNikon向けにレンズ内に手ブレ補正を組み込んだレンズを発売して来た。
このSIGMA 150-600にも手ブレ補正が搭載されている。
そのおかげで今回の写真が撮れたと言える。
カメラ:Nikon D5500
レンズ:SIGMA150-600
焦点距離:900mm
ISO感度:3200
シャッタースピード:1/40
・大きな可能性
900mmという超超望遠レンズを手持ちで、これほど遠く離れた飛行機を手ブレなしに写せるということは驚異的だ。
例えば遠くに見つけた野鳥を驚かせずに撮れることを意味している。
このレンズをくれた茶木さんは鳥撮り名人なのだから、このレンズを購入した動機がわかるというものだ。
本当に凄い武器を手に入れたものだと思う。
カメラ:Nikon D5500
レンズ:SIGMA150-600
焦点距離:900mm
ISO感度:3200
シャッタースピード:1/40秒
なぜ写真が動きながら、踊りながら出てくるのでしょうか?動かす必要はないと思います。慌ただしく、急かされている印象を受けます。せっかくの良い写真が泣いているようにも感じます。
パルプタウン様
ご指摘もっともと思います。
実はボクもそのへん気になっていました。
やりすぎかな?と。。。
いろいろ試してる最中なので。。。もう少しだけお付き合いください。
シンプルで見やすくしようと思ってます(^^;
素晴らしいレンズなのですね(^^♪
私は恥ずかしいですがレンズの事あまり知らないから、コメントは控えた方が良いのだけれど、
3枚面の写真好きです(^^♪
ありがとうございます昨年末にレンズを譲っていただけることになり現在10本近くありますが急に増えたのでまだ試せてないレンズもたくさん…
楽しみですが大変