沈黙と饒舌

オホーツクは
口をへの字に曲げ
眉間にシワを寄せた
しかめっ面の男のようだ


声を掛けるのも
少しはばかられるような
圧がある


でも
気に入ってくれさえすれば
この海がいかに魅力的か
饒舌に語りだす
漁師の横顔に似ている
そんな気がする

「沈黙と饒舌」への2件のフィードバック

  1. そうですね、ここでこの光景に出会えたら、何も言えない、心の奥で何かを感じて佇むだけかもしれない・・音楽も好きです。

    1. オホーツクは、なんにもないと言えばなんにもないんですがよく見ると実に重層的で深いなぁと思います。
      あの雰囲気は、やはりオホーツクにしかないもの。そんな気がします。

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